日本を蝕むアトピー

「アトピーの女王」という本がKindleの日替わりセールになっていたので読みました。本当はセール中に記事を書きたかったのですが思った以上に読むのに時間かかり間に合いませんでした。私はアトピーではないんですが、肌のことで悩みもあり、弟がアトピーということもあって興味をもって購入しました。

概要

内容はアトピーのすさまじい闘病記なんですが、アトピー患者を喰い物にするアトピービジネスの闇が見え隠れします。どんよりとした感じを見せずスピード感ある文章で読ませます。ここらへんは著者の腕ですね。

補足

この本の中にはこれでもかと言うほどひどい医者ばかりでてきます。医者(西洋医療)が病気をほとんど治せないのがこの本からも分かります。

薬はあくまで対処療法であって、症状を抑えたり軽減させたりすることはできますが、根本的な解決にはならないということ。そして薬には必ず副作用がついてまわります。

コメント

本の中にアトピー治療で有名な病院が2ヶ所出てきますが、1箇所は食事の制限はしなかったりします。その病院で治療してしばらくは症状が改善しますが、またぶり返してきます。原因治療になってないからではないでしょうか。

体に異常が出るのには何かしら原因があります。根本的に治すには身体をつくりかえるしかないと私は思っています。体は毎日食べるものできているので、身体をつくりかえるには食生活を変えるのが一番有効だと思います。じっさい戦後急速に食が欧米化するのに比例して、アレルギー症状がでる人が増えています。

どんな食生活がいいかは戦前の日本食が理想です。料理法で言えば油を使った揚げる炒めるより、焼く蒸す茹でる。盲点は調味料です。食事だけ変える人はいるけど調味料はそのままという人もいます。

また外食が多いのも駄目です。外食だとどうしてもサラダ油の摂取が多くなります。サラダ油は成分としてリノール酸が多く、アレルギーを引き起こすので使うべきではないです。揚げ物や炒めものには熱に強い米油やゴマ油を使いましょう。

サラダにはマヨネーズやドレッシングより塩(伝統塩)、パンやケーキ、お菓子も極力食べない。
外食するなら、そばや焼き肉、寿司など油を使わないものがいい。

身近な例で言うと、私はお菓子を食べるのが続くとすぐにきびが出来ますし、菓子パンが好きで一時期毎日のように食べていましたが、その当時は太ももの内側とかに湿疹がよくできていました。何度か確認しましたが、菓子や菓子パンを食べないと湿疹は出なくなり、食べ始めるとまた出ます。

アトピーの知り合いはご飯食よりもパン食派で朝食は毎日パンです。パン食だとマーガリンやショートニング。サラダにはマヨネーズやドレッシングとリノール酸が多くなります。アトピーの弟は菓子やパンを毎日たくさん食べています。

あとアトピーの人は普段使用している石鹸なども見直す必要があるかもしれません。ここらへんは記事の最後に紹介する「塩浴生活をはじめよう!」が参考になるかもしれません。

巻末にホームページアドレスがあったので訪問すると著者の写真がありました。見る感じ一見アトピーとは分からない感じです。「アトピーの女王」は医者やアトピーじゃない人にこそ読んでほしい本でした。

参考資料